真夏のスイカ

もう好きじゃなくなったラムネジュースしょっぱくしみる真夏のスイカまるで、昨日のことみたいだ届かなくなった君の声青い青い空の向こう側泣きたくなったら泣けばいいでも今はなぜだか、泣けないんだどうして、どうして脳の隅っこの、夏の風景削り取られて…

私はヒーロー

地球を救うため私は私を殺すのそしたら、みんなのヒーローになれるでしょ認めてもらえるの最高なハッピーエンドさお父さん、お母さん今日も私のために大好きなお肉と手料理をありがとうでもね、もう充分すぎるの、私にはだってね、私はもう、何でもないから…

カミソリ雨

いつからだろう神様なんていないと口にしてしまったのは奇跡などないと思い込み始めてしまったのは朝日が昇ったらゴミ置場のゴミ袋を漁って使えそうな装備を搔き集める此れから旅に出ようギリギリの自分護るため飢えた幼虫に侵食される前に大量のカミソリの…

何も知らない

学校の屋上からビー玉をばら撒いたそれは輝く星屑のように太陽に反射したゲームは終わりにしましょそろそろ夜がくるから夜になると恐ろしい魔物が息をする1人で描いていた大きな空にたくさんの星いつか届くかもしれないとずっと夢見ていた私はまだ大人になれ…

黄昏時

黄昏時…それは禁断の果実のような赤くて生々しくて、まるで魔法みたいな時間大人になれない少年少女は、お互い確かめ合うように身体を寄せ合う歪んだその世界では、何をしても許される太陽が沈むまでは…本当は、早くその空間から抜け出さなくてはならないそ…

作品の中の僕の好きな言葉

明日に真っ向から踏み出す朝を迎えるその時は隣にいるのは君がいいあて先はないけど縁が切れてなければ届くと思う手紙今なら書ける気がしたから「明けない夜の過ごしかた」常識超えたところに世界の真理がある「チルノのパーフェクト算数教室」普通やなくて…

魔法の薬

恋は悪魔のおまじないそれは 魔法のように気づかないうちにかかって そして消えていく呪い何も痛くない辛くない苦しくないだから 何処まででも行けちゃうの何処までも何処までも 空の向こうの彼方まで行ける、気がするの解けた瞬間 気づくこんなところ あん…

好きになること

何かを好きになる、誰かを好きになるって病気という部屋と薄い壁一枚の隣同士の部屋なのかもしれないそのくらいスレスレのところで生きてる理性が効かなくなる気持ちを抑えられなくなる自分が自分で無くなるもはや、自分なんかどうでも良くなる死ぬ、という…

小さい器

これは、神様から授かった、ガラスの器有り難く大切にしていたけれどそのうち、その器の小ささに気づかざる終えなくなったあまりに小さいのでその器からみるみる色んなものが溢れ出るいいなあの子の器は大きくて頑丈であの大きさだったら全てのものを受け入…

夏の思い出

暑い夏の日チリチリとした日差し蚊は、生きてるかも分からずにフラフラと夏の世界を飛び回るだから、死ぬ怖さも分からないんだ夏の白くて冷たいアスファルトの上一匹の蚊は呆気なくそこに落ちていた人間の手で奪われた命生きている事や、死んでしまう怖さも…

Ω

産んでおきながらこんなこと言うのはおかしいことは分かってる無責任ではしたない人間だと分かってるでも、そう願うのを許して欲しい……お願い、幸せになって、、、産まれて初めて、今一番自分以外の人の幸せを願っているその子は何も悪くないその子の不幸は…

ごめんね。

ごめんね。凄くわがままだよねいけないことしてるよねごめんね。分かってる 分かってるんだごめんね。ごめんね。ごめんね。だって君は あの人に似てる素朴な黒の瞳 綺麗な黒の髪色ごめんね。強引でごめんね。嫌なやつでごめんね。君の全てを奪ってごめんね。…

好き

ねぇ 覚えてるかなあの時の景色と あの時の空の色 あの時の空気の匂い隣にはいつも君がいた君は何していても 凄くつまんなそうだった生きてても死んでてても同じ事だっていつも言ってたねぇ 覚えてるかな君は毎日 猫を殺していた内臓を抉り取っては 笑ってい…

一輪の花

僕は、一回だけ水をやるそいつは、嬉しそうに自然の恵みを受け取った。もう何も要らないかのような幸せを感じているそうか、ならもう水は要らないよね僕はもう水をやらないで、そいつを見つめたそいつは力無さそうに、どんどん萎れていく水が欲しいかいでも…

キミ

君の服を選んでる姿ただ漠然と 哀愁漂う君のクレープ食べてる横顔ただただ幸せそうなので漠然と不安に陥る君の付けてる少し大きめの ヘアピン何故だか 泣きそうになるああ こんなにも愛おしいことは更に 自分の心の虚無感を増やしていくだけだなんてそのたび…

優しくなりたかった

この瞬間に気がつくこの瞬間しか分からないああ 空はこんなにも広かったんだっけそんな事に今更気付かされ物凄い速さで遠ざかっていく空をただただ見つめることしかできないだってもうこれ以上 頭は回らないから君は僕が死んだら嬉しくて笑うの?おかしくて…

私の心

私の中の 消えかけそうなもの私の中で 微かに生きてるものふと 思い出す空がこんなにも果てしなく 広がっている事かたつむりがこんなにも ゆっくり移動する事何もかも 忘れていたあまりに早く 列車が流れるものであまりに早く 人が雪崩れるもので人が死んで…

僕は人間兵器

僕が人間だった頃僕が生きていた頃あの頃はきっと笑えていた些細なことも 幸せだったでも そんな事に気づくはずもなく今は何もかもがモノクロになって有機物と無機物の違いも分からなくなってしまった全てが同じに見える笑っても笑ってなくても同じ殺しても…

明日も

朝目が覚める。何もするあてもなくフラフラ外に出る。また帰る。寝る。そんな事をくり返す。時が流れるとともに鼓動を刻み、生きていたくもない命を繋いでいく。どうせ死ねない事は分かっているから。命を繋ぐ。今生きている生命はそれが役目なのかも分から…

最後のページ

赤く燃え上がる隕石が飛び込んで来た街行く交差する人々あちこちからざわめく声まるで邦画みたいに揺らぐ世界限られた世界を浮遊する終わりのある自由を敬愛する今日も僕は生きた幽霊ねぇこの世がもしこの世界が本当に消えてしまうならなんて馬鹿みたいだっ…

分かち合う

情を入れてはいけない。これは、ルールだ。汚れなきふたりが、ギリギリの関係を保っていくための、ルール。認められようと考えた瞬間そのふたりの世界は滅んでしまう。でも人間なら誰しも、生きていくために誰かに認められたいと思うのは、生理的な現象であ…

独りぼっち

彼は血が好きみたいだ。俺の血を見て、それを舐めて、味わって、興奮している。その他にも、生き物の悲鳴とか、生き物が痛みに耐えてる姿とか、好きらしい。だから、俺はその道具としてしか見られていない。性処理道具。でもいいんだ、自分という人間が否定…

よわむし。

僕は、いい奴にもわるい奴にもなれなかった。ただの「弱いやつ」でしかなかったのだ。無力で無価値でしかもすぐいい気になる。余計な感情は、虫より頭も悪い。そんな僕には「弱虫」という言葉がお似合いだ。虫、虫虫虫虫虫虫虫虫虫虫虫虫虫虫虫虫。今日もこ…

ひとひら

僕の目の前に一枚、桜の花びらがぴらぴらと回転しながら美しく舞い落ちた。僕は突然、どうしようもなく胸が苦しくなった。苦しくて、途方に暮れた。僕は、生きてる幸せを感じたかった。噛み締めたかった。それだけなのに、それだけなのに。何でこんなに、苦…

水色。

水色。水色。水色。桃色が霞む、淡い水色。何処を歩いても、どの建物に入っても、その水色はいつ何時、オーロラのように浮遊している。溢れる水玉はプカプカと、弾けることもなく上へ上へ湧き上がる。全てが最初に戻る。全部全部、新しくて新鮮。水色。それ…