君からもらった傷は一生モノ

きみからもらった傷は僕の一生モノこの傷を、眩しく霞む空で馴染ませてもなぜかもっと傷は痛くて沁みるこんなにも愛おしいよきみからもらった傷この傷なしでは生きていけないよこの世のもの全てが愛おしいよ僕1人では抱えきれなくていつかパチンとシャボン玉…

歪んだ愛情

私の子の名前は、ルキどこにでもいる、普通の男の子ルキの目は、ずっと前に死んでしまった私の夫にそっくりだったどこか寂しそうで、健気な人だったルキは立派に夫の遺伝子を受け継いでいたルキは、私のもの…私のものだ「ルキ、あのね、私あなたのこと、好き…

ルキ

「お母さん…」「お母さん…」俺ね、こんなに大きくなったんだ……嫌よ!!嫌だ…!!お母さんの抵抗する声が聞こえるお母さんの抗う声がするでも、お母さんは、俺のこと、好きだよね?無理やりお母さんの服を脱がした嫌がるお母さんを振り切って、その下に着てる…

オレンジ

「死にたかったの?」私は彼にそう尋ねた。「違うよ。」彼は、少し考えてからそう言った。「なんだ、私と一緒かと思った、でも私も、死にたくて腕切ってるわけじゃない、かもしれない。」私は頭の中で色々考えながら答えた。「でも、私とあなたは違いそうね…

手当たり次第人を殺そうと思った。笑顔で、殺そうと思った。つまらない毎日、生きる希望も見つからない。僕は、こんな毎日に老けてたんだ。失踪事件、テロ事件、殺人事件、めくるめく起こる政。泣きわめく街の中1人、僕は佇んでいた。くだらない、とわきまえ…

あの時の君の顔を忘れないどこかずっと遠い遥向こう側を見ているように感じた君という存在が不思議でならなかった桜の花びらに霞む君の横顔を見てどこか、僕には踏み込めないようなところに君はいるのだと思ったきっと僕には理解できない生きてるうちには少…

なんとなく死にたい

死にたい。死にたい。死にたい。ポツンと出た言葉。し に た いそう口はたわいもなく描く。なぜ。なぜ?理由はない。ただ、漠然と死にたいのだ。生きる理由も死ぬ理由も見つからない。見つかったとしても、生きることも死ぬこともできない。生きてるか死んで…

作品の中の好きな言葉②

○○の時代だから売れたんだとか、後づけで売れた理由を説明することは無意味です。ホンモノだから売れたんです。原作も漫画版も、80年前でも売れたし、今でもどの時代でも売れます。みんなただ、普遍的で本質的なものが読みたいだけです。Yahoo!記事君を不幸…

ボク

何も聞こえないわけじゃない。ただ、確かなものは何も聞こえない。聞こえないのだ。導いてくれなくてもいい。意味がなくていい。きっとそこにあるだけでいい。モノクロの雑音とモノクロの世界。何も分からない。人間と景色の区別も付かない。有機物と無機物…

夜景

夜の景色を見ようとした。でも、部屋が明るくて、何も見えなかった。窓ガラスに自分の姿が反射する。嫌気がさしたので、僕は、その姿に殴りかかった。窓ガラスの破片が宙を舞って、僕は血まみれになった。弱気な僕は、自分を殺すことなんて出来なかった。ガ…

真夏のスイカ

もう好きじゃなくなったラムネジュースしょっぱくしみる真夏のスイカまるで、昨日のことみたいだ届かなくなった君の声青い青い空の向こう側泣きたくなったら泣けばいいでも今はなぜだか、泣けないんだどうして、どうして脳の隅っこの、夏の風景削り取られて…

私はヒーロー

地球を救うため私は私を殺すのそしたら、みんなのヒーローになれるでしょ認めてもらえるの最高なハッピーエンドさお父さん、お母さん今日も私のために大好きなお肉と手料理をありがとうでもね、もう充分すぎるの、私にはだってね、私はもう、何でもないから…

カミソリ雨

いつからだろう神様なんていないと口にしてしまったのは奇跡などないと思い込み始めてしまったのは朝日が昇ったらゴミ置場のゴミ袋を漁って使えそうな装備を搔き集める此れから旅に出ようギリギリの自分護るため飢えた幼虫に侵食される前に大量のカミソリの…

何も知らない

学校の屋上からビー玉をばら撒いたそれは輝く星屑のように太陽に反射したゲームは終わりにしましょそろそろ夜がくるから夜になると恐ろしい魔物が息をする1人で描いていた大きな空にたくさんの星いつか届くかもしれないとずっと夢見ていた私はまだ大人になれ…

黄昏時

黄昏時…それは禁断の果実のような赤くて生々しくて、まるで魔法みたいな時間大人になれない少年少女は、お互い確かめ合うように身体を寄せ合う歪んだその世界では、何をしても許される太陽が沈むまでは…本当は、早くその空間から抜け出さなくてはならないそ…

作品の中の僕の好きな言葉

明日に真っ向から踏み出す朝を迎えるその時は隣にいるのは君がいいあて先はないけど縁が切れてなければ届くと思う手紙今なら書ける気がしたから「明けない夜の過ごしかた」常識超えたところに世界の真理がある「チルノのパーフェクト算数教室」普通やなくて…

魔法の薬

恋は悪魔のおまじないそれは 魔法のように気づかないうちにかかって そして消えていく呪い何も痛くない辛くない苦しくないだから 何処まででも行けちゃうの何処までも何処までも 空の向こうの彼方まで行ける、気がするの解けた瞬間 気づくこんなところ あん…

好きになること

何かを好きになる、誰かを好きになるって病気という部屋と薄い壁一枚の隣同士の部屋なのかもしれないそのくらいスレスレのところで生きてる理性が効かなくなる気持ちを抑えられなくなる自分が自分で無くなるもはや、自分なんかどうでも良くなる死ぬ、という…

小さい器

これは、神様から授かった、ガラスの器有り難く大切にしていたけれどそのうち、その器の小ささに気づかざる終えなくなったあまりに小さいのでその器からみるみる色んなものが溢れ出るいいなあの子の器は大きくて頑丈であの大きさだったら全てのものを受け入…

夏の思い出

暑い夏の日チリチリとした日差し蚊は、生きてるかも分からずにフラフラと夏の世界を飛び回るだから、死ぬ怖さも分からないんだ夏の白くて冷たいアスファルトの上一匹の蚊は呆気なくそこに落ちていた人間の手で奪われた命生きている事や、死んでしまう怖さも…

Ω

産んでおきながらこんなこと言うのはおかしいことは分かってる無責任ではしたない人間だと分かってるでも、そう願うのを許して欲しい……お願い、幸せになって、、、産まれて初めて、今一番自分以外の人の幸せを願っているその子は何も悪くないその子の不幸は…

ごめんね。

ごめんね。凄くわがままだよねいけないことしてるよねごめんね。分かってる 分かってるんだごめんね。ごめんね。ごめんね。だって君は あの人に似てる素朴な黒の瞳 綺麗な黒の髪色ごめんね。強引でごめんね。嫌なやつでごめんね。君の全てを奪ってごめんね。…

好き

ねぇ 覚えてるかなあの時の景色と あの時の空の色 あの時の空気の匂い隣にはいつも君がいた君は何していても 凄くつまんなそうだった生きてても死んでてても同じ事だっていつも言ってたねぇ 覚えてるかな君は毎日 猫を殺していた内臓を抉り取っては 笑ってい…

一輪の花

僕は、一回だけ水をやるそいつは、嬉しそうに自然の恵みを受け取った。もう何も要らないかのような幸せを感じているそうか、ならもう水は要らないよね僕はもう水をやらないで、そいつを見つめたそいつは力無さそうに、どんどん萎れていく水が欲しいかいでも…

キミ

君の服を選んでる姿ただ漠然と 哀愁漂う君のクレープ食べてる横顔ただただ幸せそうなので漠然と不安に陥る君の付けてる少し大きめの ヘアピン何故だか 泣きそうになるああ こんなにも愛おしいことは更に 自分の心の虚無感を増やしていくだけだなんてそのたび…

優しくなりたかった

この瞬間に気がつくこの瞬間しか分からないああ 空はこんなにも広かったんだっけそんな事に今更気付かされ物凄い速さで遠ざかっていく空をただただ見つめることしかできないだってもうこれ以上 頭は回らないから君は僕が死んだら嬉しくて笑うの?おかしくて…

私の心

私の中の 消えかけそうなもの私の中で 微かに生きてるものふと 思い出す空がこんなにも果てしなく 広がっている事かたつむりがこんなにも ゆっくり移動する事何もかも 忘れていたあまりに早く 列車が流れるものであまりに早く 人が雪崩れるもので人が死んで…

僕は人間兵器

僕が人間だった頃僕が生きていた頃あの頃はきっと笑えていた些細なことも 幸せだったでも そんな事に気づくはずもなく今は何もかもがモノクロになって有機物と無機物の違いも分からなくなってしまった全てが同じに見える笑っても笑ってなくても同じ殺しても…

明日も

朝目が覚める。何もするあてもなくフラフラ外に出る。また帰る。寝る。そんな事をくり返す。時が流れるとともに鼓動を刻み、生きていたくもない命を繋いでいく。どうせ死ねない事は分かっているから。命を繋ぐ。今生きている生命はそれが役目なのかも分から…

最後のページ

赤く燃え上がる隕石が飛び込んで来た街行く交差する人々あちこちからざわめく声まるで邦画みたいに揺らぐ世界限られた世界を浮遊する終わりのある自由を敬愛する今日も僕は生きた幽霊ねぇこの世がもしこの世界が本当に消えてしまうならなんて馬鹿みたいだっ…