2017-09-20 夜景 夜の景色を見ようとした。でも、部屋が明るくて、何も見えなかった。窓ガラスに自分の姿が反射する。嫌気がさしたので、僕は、その姿に殴りかかった。窓ガラスの破片が宙を舞って、僕は血まみれになった。弱気な僕は、自分を殺すことなんて出来なかった。ガラス越しの空虚な自分を、一層愚かに感じた。笑えば笑うほどおかしくなって心がボロボロになることにも気がつけない。何者にもなれない僕を誰かに愛して欲しかった。