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手当たり次第人を殺そうと思った。
笑顔で、殺そうと思った。
つまらない毎日、生きる希望も見つからない。僕は、こんな毎日に老けてたんだ。
失踪事件、テロ事件、殺人事件、めくるめく起こる政。
泣きわめく街の中1人、僕は佇んでいた。
くだらない、とわきまえても本当はどこかで興奮してた、何かが起きる事。
きっと僕はつまらない、つまらない人間なんだ。でも、こんなところで終わらなくて
朝ママに行ってきますを言った後
ナイフを持ちながら街をふらふら出歩いた
街は変わってない気がした
色んなことが巡り巡ってるのに、建物はどんどん新しくなっていくのに
僕も変わっていない気がした、それに答えるように
これからもそうであって欲しかった
街中を歩くそして
僕は、ナイフを突き刺した
そう、これでいい、これでいいんだ
入っては行けないボーダーラインが段々とあやふやになってきだところで僕は、手を止めた
女の人の悲鳴
逃げる人
誰も僕に近づこうとしなかった
僕は立ち上がり移動しようとすると、たちまち周りの人は僕を避けた
僕は、僕は今初めて、生きてる気がした
ここに、初めて自分を見つけた
今まで朝起きること、ご飯を食べること、学校に行くこと、誰かと話すこと、授業を受けること、寝ること、何もかも、僕は生を感じることはできなかった
別に、それで一生を終えても構わないとどこかでは思っていたけど
僕は今、やっと、ここに自分を見つけた
これで、これでいいんだ
その後僕は、自分のお腹にナイフを突き刺した
そのあとは、そのあとは……
覚えていない
でも、僕の心は満たされた
僕は
僕は
幸せだ