君に触れて



私は教科書を黒く塗りつぶした


そして、逃げる

現実から、世の中から、世界から

今まで築き上げてきた私の道理が邪魔をする


愛なんちゃ求めてない

お金なんか求めてない


あなたと私は体だけの関係

肌と肌が触れ合うたび傷が増えていく

もどかしいのか、心がチクチクする

でもそれでもまだ傷を付けていくよ


その場だけの感情が、確かなもの

暖かい湿った肌が重なる

温もりを感じる

生きてていいのかなって思える

毎日襲って来る虚無感にこの瞬間は耐えられる


悲しかった

まだ自分の中で正直な感情が残っていたから

重ねていく罪

消えない傷

何処かで報われないかって期待しちゃうけど

でもそんなことないって分かってる


あなたの声に愛着を覚えそうになる

だから、せめてその心は奥にしまっておく

もう二度と取り出せないように

あなたと会うのは最後にする


さようなら

さようなら