罪なのだろうか

私は社会に生かされている


罰なのだろうか

私は社会に生かされている


死のうともがいてた

生きたくなかった

でも生きていたかった

きっと「それでも」生きていたかった

幸せは怖かった、願っていなかった

ただ救われたかった

それが自分の幸せだったから

認められたかった


そんな言い方失礼?

生きたくても生きれない人がいる中で?

死にたいなんて?

私はダメな人?

こんなに恵まれてるのに?

お金もある、家族もいる、やりたいことやらせてもらえる

それなのに?

贅沢?

メンタル弱い?



きっとそうだ

凄く弱い

世界一弱い

分かってる


何もかも受け入れられない

すぐにリストカットする

受け入れられる器が足りてないから

そうする事でしか、乗り越える術を知らないんだ

私は弱い

誰かのせいにする

何もかも

自分で受け止められれば

こんなことにはならなかったのに


いつも空虚な心

虚無な心

何かで埋めたくて

食べることを繰り返す

我に返って、喉に手を突っ込んで吐く

また虚無になる

どうすればいいのかわからなくなる

そんな毎日


何をしても埋まらない心

底は深くなるばかり

リストカットしても

次の日には虚無

食べて吐いて食べて吐いて

また虚無

死にたいんだけど

やっぱりどこかで死ぬのが怖いんだなって感じる自分の弱さにうんざりする


まさに、死にながら生かされてる


希望を捨てる勇気をください

絶望だけしていれば

私は、きっと、いつか、死ねる


そう願ってる





取り残されていく


「私はね、加害者になるの。人をね、殺しまくるの。そうしないと、世界は平和にならないから。」

そこまでして世界を平和にする必要ないんじゃない?自分を犠牲にしてまで。

「犠牲?違うよ。私は、自ら救われる為に私の身体を使って、魂を解放するの。」

でも、君のやっている事は、他の誰かの不幸でもあるよ。

「何も分かってないね、綾桐くん。」

「私より、よっぽどタチの悪い肉片なんて沢山いる。それはどういう肉片かわかる?」

ううん。

「法律で守られてる、ウイルス。」

「自分は社会的に何も悪くない癖に人の心を灰色に汚していくんだ。無から憎しみは生まれ、そして、歯車はまわりまわってまた違う人の心を汚していく。」

「私の傲慢である事はわかってよ。でもだったら、それを意味のあるものに変えてみせる。0には出来ないけど、100から99にできるならね。どんな手段でも成し遂げてみせるんだ。」


「でも、綾桐くん。」


「あなたには、強く生きて欲しい。」

「きっとこの先もずっと、理不尽な事は沢山待っているけど…」



強く、生きて………。






共犯



僕は君の身体に傷をつけた

沢山の傷をつけた時

君はにっこり笑って力無く

「共犯だから」

という


それを聞いて僕はいつもゾクっとする

また何度でも虐めたくなる自分がいる

全部君が悪いんだ


カッターナイフで君の身体に傷を切り刻んでる時

ひたすら苦しそうに涙を流しながら叫び声をあげる君

でも、それを押し殺そうと必死でぐちゃぐちゃになってる君

それでも決して「やめて」とは言わないんだ

僕は興奮してアドレナリンが止まらなくなる


君が辛そうで、面白いから


終わった後、君は僕の横でぐったりなるんだ

君はいつだって僕に縋っている


もう僕なしじゃ生きられないってね



僕の身体



不自然に綺麗に並ぶ僕の腕の傷跡

今日も彼に会うんだから

身だしなみはちゃんとしなきゃ、ね


君を求めれば求めるほど

腕の傷跡は増えていくよ

「i miss you」

心と腕に刻みつけるんだ


君は僕を優しく嗜んで

そして冷たく突き放す

そんな彼に僕は虜になる

嫌われたくない、見放されたくない

その為ならなんだって我慢できる


だってそれは彼からもらった傷だから


まるで麻薬を吸ってるみたいなんだ

彼に支配された僕の身体と心

全て彼で満たされてる

だからもうどこにも行かないで

あなたが消えてしまったら

心の穴が大きすぎて

どう生きていけばいいか分からないよ

だから、今より沢山、傷つけて

めちゃくちゃにして、ぐちゃぐちゃにして

切り刻んで






虐められている自分に酔っていた…?

自分を傷つけて酔い痴れていた…?

どれも少しずつ違う気がする、けど

……けど


私は少しだけでも、生きている価値があったのだろうか

彼は、こんな化け物の私を、普通の女の子として扱ってくれた

空を眺めても、空だと気づかせてくれた

花を眺めても、花だと気づかせてくれた

これは、全部彼がくれたものだ

いつも1人だった気がしていた

孤独だった気がした

でも、そうじゃないって、彼は教えてくれた


何処かで人間を捨てきれない自分がいた

何処かで人間の感情がまだ残っていた

だから、まだ諦めることが出来なかった

でも、もういいよね…

私は救われない

もう分かってるから


せめて最後は、彼のそばに居たかった

でも、迷惑かけたくないから


ありがとう


オレンジ




「死にたかったの?」
私は彼にそう尋ねた。

「違うよ。」
彼は、少し考えてからそう言った。

「なんだ、私と一緒かと思った、でも私も、死にたくて腕切ってるわけじゃない、かもしれない。」
私は頭の中で色々考えながら答えた。

「でも、私とあなたは違いそうね。」

私はそう言った。

放課後という時間はこうにも奇妙だ。
起こるはずのないことが起こったり、学校内で行われる学校外の時間というのは、やはり不思議だ。
太陽も西に傾いている。風が廊下の窓へと続く。
教室から感じる放課後というものは、一つの違う時空に飛んでるような錯覚に陥る。

だから普段会話しない彼と今喋ってるのかもしれない。

私は家に帰りたくなくて、仕方なく教室に残っていたら、作業をしている委員長の彼も居残っていて、そこで私も彼の作業を手伝っている。

こんな事、聞いていいのか分からないけど…
沈黙の中、私は溢れるように呟いた。
「なんで、切ってるの?」
「あ、別に話したくなきゃいいんだけど…」
「でも、あなたが切ってるのは凄く、なんというか、不思議で、意外というか。」
「私も切ってるから、何か分かることがあるかも、とか、」
「あ、なんか、1人で喋ってた。ごめん。」

大丈夫だよ、と彼は笑った。

またこれだ、彼はいつも笑う。
彼はいつもニコニコしてるイメージがある。
一見、なんの違和感もなく、この人は温かい人なのかなって思ったりする、でもよく観察すると
そこに陰や闇が潜んでいる、気がするのだ
分かる人にしか分からないような。

笑ってる数ほど、その闇は大きく底がなく深い。
その闇が紛れもなく隠れていることが怖く感じる。
彼からはその妙な陰を感じる。
だから、腕の傷を見た時一瞬びっくりはしたが、どこか心の奥で納得している自分もいた。やっぱり、というような…
でも、そうはいってもやはり違和感でしかない。
それだからか、彼の笑顔はどことなく残酷に感じる。残酷で華麗で、暖かくて…
こんなに笑顔が似合う人は他にいないだろう。

彼の顔を見ながら考え事をしていたそうで、彼が不思議そうな顔でこっちを見て来た。
「あ、ごめん、私、ボーッとしてたみたい。」
慌てて私はそう、答えた。

「俺ね…。」
彼からそう、切り出した。
「君みたいに、死にたいわけでも生きたいわけでもないんだ。」
「自分って、凄く中途半端で。何処にいても、そこには存在させてくれないような気がして。」

何を言っているんだか、私にはよく分からない。

「彼は、傷は俺の象徴だと言った。何と無く分かるようなそうでないような…」
「今まで存在している事を自覚出来なかった。でも、彼に出会ってから、自分は彼のために存在してるんだと思えるようになった。だから、この傷は、その証なのかもしれない。」

彼、とは誰なのか…この人は何を言っているのだろうか…
私はキョトンとしてしまった。

「つまりね、俺も君と同じかもしれない。そうでないかもしれない。はは。」

また、彼は温かい笑みを浮かべた。
なんだろう。この笑顔を見ると何処か安心できる。

「私もね、そう思う。」

私も笑顔で答えた。

何も分からなかった。でも、何処か安心出来るような、何か細い糸で繋がっているようにも感じた。
それだけで、心は満たされた。

なんだ、これで心が満たされるのなら、私は腕を切らなくてもいいのかもしれない。
でも、やっぱり、難しいな。
今日、彼と話せてよかった。

太陽は2人きりの教室をますますオレンジに染めた。



手当たり次第人を殺そうと思った。


笑顔で、殺そうと思った。


つまらない毎日、生きる希望も見つからない。僕は、こんな毎日に老けてたんだ。

失踪事件、テロ事件、殺人事件、めくるめく起こる政。

泣きわめく街の中1人、僕は佇んでいた。

くだらない、とわきまえても本当はどこかで興奮してた、何かが起きる事。


きっと僕はつまらない、つまらない人間なんだ。でも、こんなところで終わらなくて


朝ママに行ってきますを言った後

ナイフを持ちながら街をふらふら出歩いた


街は変わってない気がした

色んなことが巡り巡ってるのに、建物はどんどん新しくなっていくのに

僕も変わっていない気がした、それに答えるように

これからもそうであって欲しかった


街中を歩くそして

僕は、ナイフを突き刺した



そう、これでいい、これでいいんだ

入っては行けないボーダーラインが段々とあやふやになってきだところで僕は、手を止めた


女の人の悲鳴

逃げる人

誰も僕に近づこうとしなかった

僕は立ち上がり移動しようとすると、たちまち周りの人は僕を避けた



僕は、僕は今初めて、生きてる気がした

ここに、初めて自分を見つけた

今まで朝起きること、ご飯を食べること、学校に行くこと、誰かと話すこと、授業を受けること、寝ること、何もかも、僕は生を感じることはできなかった


別に、それで一生を終えても構わないとどこかでは思っていたけど

僕は今、やっと、ここに自分を見つけた

これで、これでいいんだ



その後僕は、自分のお腹にナイフを突き刺した


そのあとは、そのあとは……



覚えていない


でも、僕の心は満たされた

僕は

僕は

幸せだ