2017-07-01から1ヶ月間の記事一覧

カミソリ雨

いつからだろう神様なんていないと口にしてしまったのは奇跡などないと思い込み始めてしまったのは朝日が昇ったらゴミ置場のゴミ袋を漁って使えそうな装備を搔き集める此れから旅に出ようギリギリの自分護るため飢えた幼虫に侵食される前に大量のカミソリの…

何も知らない

学校の屋上からビー玉をばら撒いたそれは輝く星屑のように太陽に反射したゲームは終わりにしましょそろそろ夜がくるから夜になると恐ろしい魔物が息をする1人で描いていた大きな空にたくさんの星いつか届くかもしれないとずっと夢見ていた私はまだ大人になれ…

黄昏時

黄昏時…それは禁断の果実のような赤くて生々しくて、まるで魔法みたいな時間大人になれない少年少女は、お互い確かめ合うように身体を寄せ合う歪んだその世界では、何をしても許される太陽が沈むまでは…本当は、早くその空間から抜け出さなくてはならないそ…

作品の中の僕の好きな言葉

明日に真っ向から踏み出す朝を迎えるその時は隣にいるのは君がいいあて先はないけど縁が切れてなければ届くと思う手紙今なら書ける気がしたから「明けない夜の過ごしかた」常識超えたところに世界の真理がある「チルノのパーフェクト算数教室」普通やなくて…

魔法の薬

恋は悪魔のおまじないそれは 魔法のように気づかないうちにかかって そして消えていく呪い何も痛くない辛くない苦しくないだから 何処まででも行けちゃうの何処までも何処までも 空の向こうの彼方まで行ける、気がするの解けた瞬間 気づくこんなところ あん…

好きになること

何かを好きになる、誰かを好きになるって病気という部屋と薄い壁一枚の隣同士の部屋なのかもしれないそのくらいスレスレのところで生きてる理性が効かなくなる気持ちを抑えられなくなる自分が自分で無くなるもはや、自分なんかどうでも良くなる死ぬ、という…

小さい器

これは、神様から授かった、ガラスの器有り難く大切にしていたけれどそのうち、その器の小ささに気づかざる終えなくなったあまりに小さいのでその器からみるみる色んなものが溢れ出るいいなあの子の器は大きくて頑丈であの大きさだったら全てのものを受け入…

夏の思い出

暑い夏の日チリチリとした日差し蚊は、生きてるかも分からずにフラフラと夏の世界を飛び回るだから、死ぬ怖さも分からないんだ夏の白くて冷たいアスファルトの上一匹の蚊は呆気なくそこに落ちていた人間の手で奪われた命生きている事や、死んでしまう怖さも…

Ω

産んでおきながらこんなこと言うのはおかしいことは分かってる無責任ではしたない人間だと分かってるでも、そう願うのを許して欲しい……お願い、幸せになって、、、産まれて初めて、今一番自分以外の人の幸せを願っているその子は何も悪くないその子の不幸は…