ごめんね。
ごめんね。
凄くわがままだよね
いけないことしてるよね
ごめんね。
分かってる 分かってるんだ
ごめんね。ごめんね。ごめんね。
だって君は あの人に似てる
素朴な黒の瞳 綺麗な黒の髪色
ごめんね。
強引でごめんね。
嫌なやつでごめんね。
君の全てを奪ってごめんね。
でも 一度ぐらい俺も幸せになりたい
幸せにさせて
いいよね、いいよね、いいよね
服を脱いで 君を感じさせて
君と一つになりたい
ごめんね。
もうほら 手が止まらないの
君を求めるあまり 俺の手が君の全てを剥ぎ取るの
ごめんね。
こんな親で
ごめんね。
好き
ねぇ 覚えてるかな
あの時の景色と あの時の空の色 あの時の空気の匂い
隣にはいつも君がいた
君は何していても 凄くつまんなそうだった
生きてても死んでてても同じ事だって
いつも言ってた
ねぇ 覚えてるかな
君は毎日 猫を殺していた
内臓を抉り取っては 笑っていて
あの時いつも君は 笑顔だった
でも俺は知ってた
誰よりも 繊細で 真面目すぎる君は
何よりも誰よりも 優しい人だって事
学校では虫けらの様な扱いを受けてたね
皆んな君をオモチャのようにして遊んでたね
何であんな酷い事するんだろうね
俺にとって君は こんなにも愛おしいくて
いつも遠くにいるのに
俺は そんな酷い事やってなかった
でも君は 俺の事
オモチャにして 遊んでたね
君にとって俺の血は 美味しかったのかな
俺の泣き叫んでる姿 面白かったのかな
俺にトイレに顔突っ込ませて 足で顔を押し付けるの
楽しかったのかな
俺はね 何されてもずっと 笑ってた
だって 君が好きだったから
だから 何をやっても死ねないの
だから どんなに酷いことされても
必死に耐えてきた
君に振り向いて欲しくて
君に必要とされたくて
少しでも 一緒に同じ時を過ごしたかったから
馬鹿だよね
本当に馬鹿だよね
俺より惨めな人間なんて この世に居ないんじゃないかな
心の何処かではおかしいって思ってた
でもやっぱり 君の事が好きだったから
そんなことどうでも良かったんだ
俺の身体の傷は 君がつけたもの
だから 二度と忘れない
俺は 幸せだよ
ねぇ 覚えてるかな
君は泣いていた
僕は化け物だって言っていた
生きているだけで 周りの人を不幸にすると言っていた
生きることになんて興味がないって言っていた
人が一人死んだってどうでもいいと言っていた
きっと俺が死んでも君は
何とも思わないのかな
せめて少しだけ 悲しんでくれたら
それだけで俺はね 生きててよかったってそう
思える
君の中で俺は 生きていたのかな
今でも存在 しているかな
だったらもう 悔いはない
今まで ありがとう
さようなら
一輪の花
僕は、一回だけ水をやる
そいつは、嬉しそうに自然の恵みを受け取った。もう何も要らないかのような幸せを感じている
そうか、なら
もう水は要らないよね
僕はもう水をやらないで、そいつを見つめた
そいつは力無さそうに、どんどん萎れていく
水が欲しいかい
でもね、あげない
もっともっと苦しんで息ができなくなるくらい喉が乾くまで、僕はあげない
もっともっと、もっともっともっと、僕を求めて、僕を感じてくれるまで水はあげないよ
だから、僕の心を満たしておくれよ
死ぬ気で僕を存分に楽しませておくれよ
良い子に従ってくれたらさ、冷たくて澄んだ美味しい水、あげるから
でもねもし、僕の事嫌いになったら
殺す
殺して串刺しにして食べる
僕はね、いつでも君の事殺せるんだ
どんなやり方でも、どんなに残酷にも出来ちゃうんだ
だからね、そうならないように僕は、四六時中君を見つめてる
君が何を見て何を感じているのか、ずっと見つめているんだ
美しく咲く君を
枯れても散っても美しい君を、僕はこの手で
ぐちゃぐちゃにしてあげる
キミ
君の服を選んでる姿
ただ漠然と 哀愁漂う
君のクレープ食べてる横顔
ただただ幸せそうなので
漠然と不安に陥る
君の付けてる少し大きめの ヘアピン
何故だか 泣きそうになる
ああ こんなにも愛おしいことは
更に 自分の心の虚無感を増やしていくだけだなんて
そのたび 涙が止まらない
自分の心の隙間の多さに
冷たいそよ風が染みていく
何もかもが 悲しいんだ
君は何をやっても
100%の幸せを感じない
でも それでも
一生懸命生きようと 頑張っているから
君の笑顔が きっと僕の生き甲斐で
そしてもう 二度と見れない
私の心
私の中の 消えかけそうなもの
私の中で 微かに生きてるもの
ふと 思い出す
空がこんなにも果てしなく 広がっている事
かたつむりがこんなにも ゆっくり移動する事
何もかも 忘れていた
あまりに早く 列車が流れるもので
あまりに早く 人が雪崩れるもので
人が死んでいく事にも 気がつかなかった
私の中の 消えかけそうなもの
私の中で 微かに生きてるもの
ふと 我に帰る
君の笑顔の裏原に 隠れてるもの
毒キノコに潜む 1人では生きれない虫
何もかも 信じられなかった
こんなにも簡単に 心は共有されるもので
こんなにも 人の心は入り組んでるもので
今宵 あの星の名前も知らずに
君は此の世を去るのか
余りに膨大な夜空を前に 思考は追いつかず
それは 私の心の狭さを思い知らされたような気がして
なんだか 少し笑えて
ちょっぴり 物悲しかった
私の中の 消えかけそうなもの
私の中で 微かに生きてるもの
いつまでも 心を彷徨う
微かに 寂しそうに笑う
君の横顔
僕は人間兵器
僕が人間だった頃
僕が生きていた頃
あの頃はきっと笑えていた
些細なことも 幸せだった
でも そんな事に気づくはずもなく
今は何もかもがモノクロになって
有機物と無機物の違いも分からなくなってしまった
全てが同じに見える
笑っても笑ってなくても同じ
殺しても殺さなくても同じ
綺麗な葉っぱの緑も
暗い裏道のネオンも
生き物の身体に流れてる綺麗な紅い液体も
皆んな 無彩色の世界に閉じこもってしまった
僕は歩く人間兵器
色を吸い取る人間兵器
笑顔を吸い取る人間兵器
もうあの頃のように 笑えない 戻れない
一度だけでも
皆んなのために 君のために
なれることがあるのなら
どんなに幸せだったのか
もう 君の存在も
モノクロの世界に溶け込んで
景色と区別が付かなくなったよ
僕は嘲笑う人間兵器
世のために出来ることは一つ
それは 世のために死ぬ事
ジサツする事
知りたかった
僕の存在意義
知りたくなかった
僕の存在意義
僕の存在する意味を 誰か
教えて欲しかった