キミ

君の服を選んでる姿ただ漠然と 哀愁漂う君のクレープ食べてる横顔ただただ幸せそうなので漠然と不安に陥る君の付けてる少し大きめの ヘアピン何故だか 泣きそうになるああ こんなにも愛おしいことは更に 自分の心の虚無感を増やしていくだけだなんてそのたび…

優しくなりたかった

この瞬間に気がつくこの瞬間しか分からないああ 空はこんなにも広かったんだっけそんな事に今更気付かされ物凄い速さで遠ざかっていく空をただただ見つめることしかできないだってもうこれ以上 頭は回らないから君は僕が死んだら嬉しくて笑うの?おかしくて…

私の心

私の中の 消えかけそうなもの私の中で 微かに生きてるものふと 思い出す空がこんなにも果てしなく 広がっている事かたつむりがこんなにも ゆっくり移動する事何もかも 忘れていたあまりに早く 列車が流れるものであまりに早く 人が雪崩れるもので人が死んで…

僕は人間兵器

僕が人間だった頃僕が生きていた頃あの頃はきっと笑えていた些細なことも 幸せだったでも そんな事に気づくはずもなく今は何もかもがモノクロになって有機物と無機物の違いも分からなくなってしまった全てが同じに見える笑っても笑ってなくても同じ殺しても…

明日も

朝目が覚める。何もするあてもなくフラフラ外に出る。また帰る。寝る。そんな事をくり返す。時が流れるとともに鼓動を刻み、生きていたくもない命を繋いでいく。どうせ死ねない事は分かっているから。命を繋ぐ。今生きている生命はそれが役目なのかも分から…

最後のページ

赤く燃え上がる隕石が飛び込んで来た街行く交差する人々あちこちからざわめく声まるで邦画みたいに揺らぐ世界限られた世界を浮遊する終わりのある自由を敬愛する今日も僕は生きた幽霊ねぇこの世がもしこの世界が本当に消えてしまうならなんて馬鹿みたいだっ…

分かち合う

情を入れてはいけない。これは、ルールだ。汚れなきふたりが、ギリギリの関係を保っていくための、ルール。認められようと考えた瞬間そのふたりの世界は滅んでしまう。でも人間なら誰しも、生きていくために誰かに認められたいと思うのは、生理的な現象であ…

独りぼっち

彼は血が好きみたいだ。俺の血を見て、それを舐めて、味わって、興奮している。その他にも、生き物の悲鳴とか、生き物が痛みに耐えてる姿とか、好きらしい。だから、俺はその道具としてしか見られていない。性処理道具。でもいいんだ、自分という人間が否定…

よわむし。

僕は、いい奴にもわるい奴にもなれなかった。ただの「弱いやつ」でしかなかったのだ。無力で無価値でしかもすぐいい気になる。余計な感情は、虫より頭も悪い。そんな僕には「弱虫」という言葉がお似合いだ。虫、虫虫虫虫虫虫虫虫虫虫虫虫虫虫虫虫。今日もこ…

ひとひら

僕の目の前に一枚、桜の花びらがぴらぴらと回転しながら美しく舞い落ちた。僕は突然、どうしようもなく胸が苦しくなった。苦しくて、途方に暮れた。僕は、生きてる幸せを感じたかった。噛み締めたかった。それだけなのに、それだけなのに。何でこんなに、苦…

水色。

水色。水色。水色。桃色が霞む、淡い水色。何処を歩いても、どの建物に入っても、その水色はいつ何時、オーロラのように浮遊している。溢れる水玉はプカプカと、弾けることもなく上へ上へ湧き上がる。全てが最初に戻る。全部全部、新しくて新鮮。水色。それ…